2010年6月14日月曜日

イタリアの保険事情

今回の手術&入院にあたり、
イタリアの国民保険ですべてまかなうことができました。

といいますか、
国民保険に加入している人は、
入院にかかわる一切の費用がかかりません。
手術のための検査、手術、入院、術後の薬代・・・
これらすべてが無料で提供されます。
確か日本は今、3割負担・・・でしたよね。

特にこちらで生命保険に加入しているわけではないので、
イタリアの保険システムはとてもありがたかったです。

そもそもこちらで病気にかかった場合、
まずはホームドクターに診てもらいます。
ここは病院ではなく、
あくまでも医者と患者がカウンセリングをする場所。
だから必要最低限の医療器具しかありません。
血圧計とか、聴診器とか、予防注射とか。
風邪などは問題ないのですが、ここで解決できない病気の場合は、
このホームドクターの診断書を持って
病院なり、外科なり、耳鼻科なりへ行くことになります。
自分で予約を取るため、時間は少々かかります。 
急を要している人はプライベートの病院へ行き、実費で診察を受けます。
(ちなみに緊急のけがや病気の時は、救急病院へ行きます。)

普段の健康診断等は多少お金はかかるものの、
ホームドクターの診察代、薬代は全くお金がかからず、
安心して生活をおくることができます。

この健康保険はEU共通で使えるようで、
かなり優れものです。

もちろんそれだけ税金を払っているということですけど。
でも、今回のように納税者にきちんとわかる形で
税金が還元されるのならば
消費税等々が高くても納得できます。

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