2010年6月15日火曜日

さすがお慈悲の国

国民保険に加入していなくても(できなくても?)
唯一無料で受けられる医療が「お産」。

親が税金を払っていなくても
生まれてくる子には関係ないということでしょうか、
さすがカトリックのお膝元、イタリア。お慈悲の国。
お産に関わる医療行為に関しては
無料で提供されます。

ですから病院にはいかにも
税金を払っていないと思われる(払ってたらごめんなさい)
ジプシーの方々も堂々と入院していました。

きちんと税金を払っている者からすると
腑に落ちないような気もするのですが、
そこは宗教的な考え方優先で
「困っている人には手をさしのべる」ようです。

そういえば、毎日のように病室にお祈りにくるシニョーラがいて
「あなたはクリスチャンですか」
「はい」というと一緒に神にお祈りを、
「いいえ」というと「お大事に」といって
帰って行く。

すべては神を中心に回っている敬虔なカトリックの国、イタリア。