朝6時頃、看護師さんの検温で目が覚める。
いよいよ手術日。
天気は快晴。いい感じ。
朝ご飯はもちろんなし。
まずはシャワーを浴びて、
前日にもらった皮膚保護用のリキッドを自分で塗る。
日本ではこの作業、看護師さんがするらしい。
まだ腸が機能せず、
隣のシニョーラには
「もうないのよ」と慰められる。
うん、きっとそうだ。
まず初めにオペ室へ向かったのが隣のシニョーラ。
「健闘を祈る!」と声をかけていざ自分の出番を待つ。
なんだか落ち着かない。
隣のシニョーラが出て行ってから1時間半くらい後に
私の声がかかる。
「準備はいい?」と。
廊下で待っているAkkyを呼んで一緒に支度。
むくみ防止用のストッキングをはき、
緑色の不織布でできた手術着を着て
運ばれてきたストレッチャーに自分で移動する。
「怖いな~」
「大丈夫よ、すぐに終わるわよ。」と
とびっきりの笑顔で勇気づけてくれる手術室の看護師さん。
手術室前まではAkkyも一緒に付き添うことができる。
前まで来ると看護師さんに
「あなたはここまで。はいBacino!(キス)」と
催促されていってらっしゃいのBacino。
いや~、日本人はどうも照れるね、こういうシチュエーション。
オペ室横で20分ほど待たされてから
オペ室へ運ばれる。
お~、なんと室内はサルサ風の軽快な音楽が流れている。
日本でも部分麻酔の場合は
患者の好きな音楽を流すサービスをする病院もあるらしいけど
私は全身麻酔だから、きっと病院側の趣味だろう。
ま、イタリアらしくてちょっとリラックス。
麻酔の点滴が効いてきたのか
私の記憶は11時前後でなくなっている。
次に気がついたのが、12時半。
1時間半ほどオペ室にいたようだ。
あとで記録を見せてもらうと
実に手術時間はたったの45分だったらしい。
その日は眠気と吐き気の繰り返し。
眠気はいいとして、吐き気は傷口に響く。
隣のシニョーラは
かなり傷口が痛んだようだ。
とりあえず手術は無事終了!!
2 件のコメント:
とってもお上手なお話し運び。
今日leo先生のブログを偶然発見、拝見した次第です。
脚本家になれるのでは...
Supertoscanaさま
うわ~~ご訪問ありがとうございます。
なんだか照れますね・・・。
私の日記というより日々の記録なので
あまりおもしろくないかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。
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