2010年6月16日水曜日

手術当日!

朝6時頃、看護師さんの検温で目が覚める。

いよいよ手術日。
天気は快晴。いい感じ。

朝ご飯はもちろんなし。

まずはシャワーを浴びて、
前日にもらった皮膚保護用のリキッドを自分で塗る。
日本ではこの作業、看護師さんがするらしい。

まだ腸が機能せず、
隣のシニョーラには
「もうないのよ」と慰められる。
うん、きっとそうだ。

まず初めにオペ室へ向かったのが隣のシニョーラ。
「健闘を祈る!」と声をかけていざ自分の出番を待つ。
なんだか落ち着かない。

隣のシニョーラが出て行ってから1時間半くらい後に
私の声がかかる。
「準備はいい?」と。
廊下で待っているAkkyを呼んで一緒に支度。
むくみ防止用のストッキングをはき、
緑色の不織布でできた手術着を着て
運ばれてきたストレッチャーに自分で移動する。

「怖いな~」
「大丈夫よ、すぐに終わるわよ。」と
とびっきりの笑顔で勇気づけてくれる手術室の看護師さん。

手術室前まではAkkyも一緒に付き添うことができる。
前まで来ると看護師さんに
「あなたはここまで。はいBacino!(キス)」と
催促されていってらっしゃいのBacino。
いや~、日本人はどうも照れるね、こういうシチュエーション。

オペ室横で20分ほど待たされてから
オペ室へ運ばれる。

お~、なんと室内はサルサ風の軽快な音楽が流れている。
日本でも部分麻酔の場合は
患者の好きな音楽を流すサービスをする病院もあるらしいけど
私は全身麻酔だから、きっと病院側の趣味だろう。
ま、イタリアらしくてちょっとリラックス。

麻酔の点滴が効いてきたのか
私の記憶は11時前後でなくなっている。
次に気がついたのが、12時半。
1時間半ほどオペ室にいたようだ。

あとで記録を見せてもらうと
実に手術時間はたったの45分だったらしい。

その日は眠気と吐き気の繰り返し。
眠気はいいとして、吐き気は傷口に響く。

隣のシニョーラは
かなり傷口が痛んだようだ。

とりあえず手術は無事終了!!

2 件のコメント:

kono さんのコメント...

とってもお上手なお話し運び。
今日leo先生のブログを偶然発見、拝見した次第です。
脚本家になれるのでは...

leo さんのコメント...

Supertoscanaさま
うわ~~ご訪問ありがとうございます。
なんだか照れますね・・・。
私の日記というより日々の記録なので
あまりおもしろくないかもしれませんが
これからもよろしくお願いします。