訳あってしばらくイタリアの大学病院に
入院していましたが、
無事退院してきました。
日本と違って、入院期間は恐ろしく短く、
術後の経過がよくても悪くても?
一定の期間と観察を終えると家に戻されます。
私は幸い、経過がよかったので退院が早いのも
納得できますが、それでも、
術後3日目の午後に退院ですから、早いでしょう。
同室のシニョーラも同じ日に同じような手術をした仲間ですが、
術後痛みが激しく、熱も出て苦しそうだったのに、
傷口とお通じのチェックがよかったので
同じ日・同じ時刻に仲良く退院しました。
日本が2週間はかかる入院のところをイタリアは5日程度。
病院では、病院でしかできない治療・看護をし、
それが終わると自宅での療養となるようです。
ですから、家での処方箋の中に、飲み薬のほかに
注射接種があるのです。
きっと、日本はここまで完了してようやく退院となるでしょうから、
入院期間も長くなるのでしょう。
注射接種なんて自分でしませんものね、普通。
どちらがいいのかはわかりません。
日本の手厚い看護も患者としてみればありがたいことですが
一方でベッド待ちをしている患者さんが多いのも事実ですよね。
確かに、イタリアの倍以上入院していることを考えると
納得できますが
果たしてこれでいいのかどうか・・・。
隣のシニョーラ、
あんなにひいひい言っていたのに
退院が決まると顔色の声の色も変わり、
痛みまでなくなってしまう勢い。
家族ももちろん「Welcome!」
イタリアって、「家族」が一番の、何にも代え難い
お薬なんだな・・・と強く感じました。
日本の家族だったら、あんなひいひい言ってるシニョーラが
退院なんて聞かされたら
間違いなく
「心配だから完全によくなるまで・・」と言うだろうな、
きっと私も。
でもあのシニョーラの笑顔を見る限り、
回復はきっと早いでしょう。
おかげさまで私も無事家族の元へ戻り
ホントに手術したの??って思うくらい
元気にしています。
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