2010年12月31日金曜日

オペラ編

今回の旅のメインイベント!
サレルノのVerdi劇場で行われるオペラ「Luisa miller」鑑賞。
Luisaには、今売れっ子ソプラノのTheodossiou、
Conte Walterには、
先日フィレンツェ歌劇場で行われた「運命の力」でも大好評だったScandiuzzi、
そして、Luisaの父親役は我らのLeo Nucciというそうそうたる豪華メンバー。


このオペラに誘ってくれた友人の同僚が、
今回Luisa millerのオケに呼ばれて演奏していると言うことで
特別席にご招待されました。
そこは、舞台正面、記録用ビデオや字幕の調整をする人たち用のBoxです。
こんなすごい席で観るのはもちろん初めてです。わくわく。

緊張しながら開演を待つと
予定されていた指揮者Daniel Orenではなく、若い指揮者が登場・・・。
もしかしてほかの出演者も変更してないだろうか・・・と不安がよぎる。
LeoNucciが出るから4時間と72ユーロをかけてここまでやってきたのだから。

でも。
出演者の変更はなく、Leo様も堂々登場。
どうしても、若い指揮者と歌手のテンポが合わず、
最後にはNucci、舞台の手前ぎりぎりのところにまで出てきて歌い、
指揮者にテンポを促しているようでした。
1年ぶりのNucci、貫禄も表現も歌も文句なし。
この間フィレンツェで観た「Tosca」のRaimondiの立ち姿に愕然としたけど
(あまりにも老け込んでいて・・・・)
NucciはLuisaの恋人役よりも若々しい感じさえしました。
それにしても娘を想う表現力には、いつ見ても脱帽です。



Theodossiouは、まずちょっとぷくぷくしすぎ・・・観るたびにふくらんでいくような。
それに、2幕の4重唱、アカペラなんだけど
一人だけどんどん音が下がっていってしまい、
友人曰く2音は下がっていたとか。
ほかの3人もほとんど台詞のように歌うしかなかったみたいね・・・っと。
だいたいこういうとき、指揮者が立て直すのだけど、
若い指揮者は、棒を振るだけで精一杯だった模様。

TenorのAronicaは、はじめは不安定で声がひっくり返っちゃったときもあったけど、
よく伸びる声で、アリア以降は安心して聞けました。

Scandiucciは、前回同様心に響く歌声で、完璧。言うことなし。

ちなみに来年のサレルノは、
Tosca,Pagliacci,Cavalleria,Puritani,Nabuccoを上演予定だとか。
行きたい~~~!

そして幕間に、信じられないことが起きました。
つづく

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